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Pixiv Payを使ってみたレポ。結論いうと誰も「PixivPayで支払います」とは言わなかった

扇情的なタイトルだが、別にPixivPayをdisる気は無く、どっちかというと普及してほしいので煽るタイトルにしてみた。2018年の例大祭でサークル側として使って、当日はPixivPay支払い対応との表示もしてみた。誰も利用希望者はいなかった。使ってみた感想を適当につらつらと。

PixivPayってなによ

PixivPayは、Pixivが開発した「同人誌即売会」用の決済アプリだ。サークル側と、購入者側が同アプリを使うことで、現金を使わずにスマートフォンやタブレットなどの端末同士だけで決済が可能になる。

pixiv payの支払いイメージ

イメージを見て貰えばわかるが、「頒布側」がPixivPayアプリからQRコードを表示し、「購入者側」はアプリから購入ボタンをおして、QRコードを読み取ることで決済が完了する。

具体的な購入までの手順

手順もなにもタイトル通り「誰もPixivPayで支払いたい」とは誰も言わなかったので具体的な手続きをとったことはないわけだが、アプリの方はちゃんと登録と購入待機状態にまでは使ったので、「おそらくこうなるだろう」という説明だけなら出来ると思うので手順を説明しよう。

  1. 頒布側がPixivPayの「販売を開始」ボタンを押して待機状態になる
  2. 購入者側が「PixivPayで支払いたい」と意志を伝える
  3. 頒布側と購入者側が、お互いスマホをPixivPayのアプリ画面にする
  4. 頒布側が、購入者が希望する商品をレジ画面で選択(複数可)する
  5. 頒布側が、「QRコード」会計ボタンを押す
  6. 頒布側の端末に、QRコードが表示される
  7. 購入者側は、支払うボタンを押してQRコードを読み取るモードにする
  8. QRコードを読み取り、決済完了
  9. 頒布物を手渡す

当然、頒布側と購入側はそれぞれまずアカウントを作成しておき、クレジットカードを登録しておく必要がある。また、頒布側は「商品の管理」画面から当日の頒布物の画像と名前、値段を登録しておく必要がある。

Pixiv Payのよい点(あるいは良さそうな点)

まず一つ目は、小銭等の扱いがないので、細かい価格付けでも混乱しないであろう点だろう。700円だとか300円だとかの100円の端数が多めになる頒布物でも、電子決済であればほぼ無関係だ。まぁ使ってないんだけど。

二つ目は、別にPixivPayでの支払いでなく現金頒布の場合でもレジアプリとしても使えるということだ。具体的には頒布したものをタップし、「現金支払い」ボタンを押せば、該当の商品が購入されたものとして記録される。

三つ目は、複数の端末に対応していること。今回僕はAndroidスマートフォンと、iPadを持ち込んでイベントに望んだが、どちらにも対応していた。どちらからの端末からでも同じ商品が表示され、会計は両方から換算される。両方の会計は別別に記録されてるように見えてしまうが、今日の売り上げみたいな画面で更新みたいなことをするとちゃんと互いのデータが共有されて合算される。また、使ったわけではないのでどういう扱いになるかはわかってないが、「売り子」の端末にもアシスタントとしてレジを任せることが出来るので、端末ごと貸し出す必要がない。

Pixiv Payの悪い点

一つ目は、誰も使ってないことといったら身も蓋もないが、でも誰も使ってないこと

二つ目は、そもそもいちいちレジ画面にいったり戻ったり記録したりが意外と面倒くさいということ。アプリとしてどうこうというより、これはもう同人即売会が根本的にデジタルレジに向いてないことが影響している。同人即売会というのはサークルの規模にもよるが、人が多い時間帯だと、購入者一人あたり5秒から長くて10秒程度の時間で処理することがよくある。

「新刊ください」
「500円です」
(ホルダーから準備されている500円を購入者が出す)
(新刊を手渡す)
「ありがとうございました」

この一連のやりとりはもう大分みな馴れてるのもあり、複数の頒布物を目の前で吟味しながら選ぶ状況でなければほぼ10秒もかからない場合が多く、そして即座に次の購入者に変わる。このタイムスパンで「スマホをロック解除する」→「購入希望の本をタップする」→「現金決済ボタンをタップする」という作業はかなり面倒だ。またその間ずっとPixivPay画面にしておく必要がある。もし別のアプリに画面を移った状況だとわざわざPixivPayをアプリ選択して、「販売を開始」ボタンを押して…という過程が必要になる。面倒くさいから、おそらく9割の人は途中でレジ機能を使うのを諦めるんじゃないか。

三つ目は、販売記録画面では、その日の頒布合計額や頒布数がわからないことだ。わかりづらいだろうから説明すると、PixivPayには「販売モード」画面がある。この販売モード画面では「商品一覧」と「電子決済/現金決済ボタン」と、「一回の購入価格の合計」が表示される。頒布側は、頒布を続けている間はずっとこの画面に張りつくことになる。しかし、この画面はあくまで「一回の購入手続きの合計数」を表示するだけで、その日頒布した合計頒布数や合計金額等は一旦別の画面に戻らないといけない。頒布するときはもう一度「販売を開始」ボタンを押さなきゃいけない。めんどくせぇ!おそらく混乱を避けるためではあろうけど、どうにかならないのかこれ。

四つ目。八月末まではかからないとはいえ、カード決済手数料3.6%がかかるらしいこと。そこそこ大きい数字だ。

五つ目。クレジットカードやPayPalなどを持っていることが必要なこと。これ自体はもうしょうがないが。

いろいろ文句はいったが普及はしてほしい

とはいえこういうのは「そういうもの」と理解して慣れてくればむしろ最適化していくだろうし、結果的にはむしろ早くなるとも思う。現金は偽造問題もあるし、管理にリスクもあるわけで、電子化するメリット自体はあると思う。今すぐ全部変わる必要もないが、自分としてはしばらくは対応を続けて様子を見る予定なのでよろしくお願いします。

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